コーヒーミルの掃除|水洗いできる?臼の手入れと注意点を3社で比較

木の箱の上に、コーヒー豆の入った黒いホッパーとハンドルが付いた手挽きのコーヒーミル

ミルの中に残った粉が気になって、水でざっと流したくなることはありませんか? でもコーヒーミルは、機種によって、水洗いできる・できないが分かれます。

水洗いの可否と臼の手入れをカリタ・ハリオ・京セラの機種ごとに比べ、京セラの電動ミルの注意点も紹介します。

この記事の要点
  • カッターが硬質鋳鉄・アルミニウム製のカリタの手挽きミルは水洗いせず、ホッパーや粉受けなどに残った豆や粉を乾いたハケなどで払います。
  • ハリオ(MSS-1TB)と京セラ(CM-50N-CF)の手挽きミルは、臼に付いた油分を薄めた中性洗剤で洗い、完全に乾かしてから使います。
  • 京セラの電動ミル(CMD-70)は、お手入れの前に電池を抜きます。本体は水洗いしません。
目次

水洗いできる?3社の説明を比べる

セラミックの刃なら、ミルごと水で洗ってもいいの?

洗えるのは、取扱説明書で洗えるとされている部品だけです。3社の説明を比べると、次のように分かれます。

資料水洗いとお手入れ
カリタ手挽きミルカッターが硬質鋳鉄・アルミニウム製のものは水洗いはできない。ホッパー・粉受けなどの豆や粉は乾いたハケなどで払う。
ハリオセラミックスリム(MSS-1TB)臼を分解して薄めた中性洗剤に浸け置き、十分にすすぐ
京セラ(手挽き)セラミックコーヒーミル(CM-50N-CF)臼に付いた油分は薄めた中性洗剤で洗浄して十分にすすぐ
京セラ(電動)セラミック電動ミル(CMD-70)臼は分解して洗える。本体は洗えない(柔らかい布で乾拭き)。

カリタのよくある質問では、カッターの材質の説明から、セラミックスリムミル・コーヒーピクニック・KKC-25の3製品を除いています。この3製品の手入れは、それぞれの取扱説明書で確かめてください。

手持ちのミルの型番を控えて、取扱説明書のお手入れや取り扱いの注意を見ておくと、洗う部品と洗わない部品を分けられます。

カリタの手挽きミルは、残った粉を乾いたハケで払う

木の手挽きミルを使っていると、内側に残った粉まですっきりさせたくなりますよね。

ホッパー(豆を入れる所)や粉受けなどに残った豆の小片や粉は、乾いたハケなどで払います。本体の木の部分は、乾いた布でよく拭いてから保管します。

カリタは、絶対に水に浸したり洗ったりしないよう求めています。カッターの腐食による故障や、木の部分の割れの原因になるためです。湿気のある場所や、直射日光の当たる場所での保管も避けます。

残った粉を出そうとして、豆を入れずにハンドルを回すのも避けましょう。カリタ・ハリオ・京セラ(手挽き)は、ハンドルの空回しや逆回転は刃(カッター・臼)を傷めるとして、しないよう案内しています。

黒い台の上に置いた、銀色と黒の筒形のコーヒーミルの本体と、挽いた粉が入った透明な容器とふた

ハリオMSS-1TB・京セラCM-50N-CFは、臼を分解して洗える

洗える臼でも、洗剤は使っていいのか、どう乾かせばいいのかは気になりますよね。ハリオのセラミックスリム(MSS-1TB)の取扱説明書では、臼を分解して、次の順に手入れします。

  1. 必ずハンドルを付けたまま、粗さ調節つまみを反時計回りに回して外す
  2. 内臼と外臼を取り出す(部品をなくさないように注意)
  3. 薄めた中性洗剤に浸け置きして、十分にすすぐ
  4. 完全に乾かしてから使う
臼の洗い方の図。ある手挽きミルの例。1、粗さ調節つまみを外す。必ずハンドルを付けたまま、反時計回りに。2、内臼と外臼を取り出す。部品をなくさないように。3、薄めた中性洗剤に浸け置き。十分にすすぐ。4、完全に乾かしてから使う。使わないもの:食器洗い乾燥機、家庭用漂白剤、お手入れの油

京セラのセラミックコーヒーミル(CM-50N-CF)も、臼に豆の油分が付いたら、薄めた中性洗剤で洗い、十分にすすいで、完全に乾かしてから使います。

京セラのオンラインストアのよくある質問(セラミックコーヒーミル)では、臼に残るコーヒーの色は、豆の油分が付いたものと説明しています。

この2機種で使わないものは、次のとおりです。

しないこと取扱説明書の説明
食器洗い乾燥機使えない
家庭用漂白剤使わない
お手入れの油差さない(ハリオ)、使わない(京セラ)

京セラのよくある質問(セラミックコーヒーミル)は、食器洗い乾燥機を使うと、樹脂の部分が熱で変形するおそれがあるとしています。

ハリオは取扱説明書で使う前の洗浄を求め、京セラはよくある質問で、買ってきたら洗ってから使うよう勧めています。

電動ミルの掃除:京セラCMD-70の例

電動ミルは、モーターのある本体と、外して洗える部品を分けて考えましょう。ここでは、京セラのセラミック電動ミル(コーヒー)CMD-70を例にします。

CMD-70は、お手入れの前に電池を抜く必要があります。抜かずにお手入れをすると、感電やショートの原因になります。

取扱説明書では、セラミック臼は分解して洗えます。本体は洗えないので、柔らかい布で乾拭きします。ベンジン・シンナー・アルコール・洗剤などは、外装が変質するおそれがあるため使いません。

電源端子も、ときどき乾いた布巾などで掃除します。汚れていると、接触不良の原因になることがあります。

一方、京セラのよくある質問(セラミック電動コーヒーミル)では、カバーとセラミック臼を外して水洗いでき、本体は分解も水洗いもできないとしています。

取扱説明書の使用上の注意が、分解して洗える部品として挙げているのは、セラミック臼だけです。また、よくある質問は本体を硬く絞った布巾などで拭く説明で、取扱説明書の乾拭きとは違います。どちらも本体を水で洗う方法ではないので、迷ったら手元の取扱説明書に合わせましょう。

電動ミルのお手入れの図。ある電動ミルの例。1、電池を抜く。抜かないと、感電やショートの原因。2、臼を外して洗う。カバーを外し、粗さ調節ツマミを反時計回りに回して外す。3、本体は洗えない。柔らかい布で乾拭き。ベンジン・シンナー・アルコール・洗剤などは使わない。4、組み立ての順。刃(上)→刃(下)→樹脂パーツ→粗さ調節ツマミ。上の刃の凹部と、本体内側の凸部を合わせる

臼の外し方と組み立ての順(CMD-70)

  1. カバーを外し、粗さ調節ツマミを反時計回りに回して外す
  2. セラミック臼を本体から外す(外れにくいときは、軸を押してから)
  3. セラミック刃(上)、セラミック刃(下)、樹脂パーツ、粗さ調節ツマミの順に組み立てる
  4. 上の刃のくぼみ(凹部)と、本体の内側の出っ張り(凸部)の位置を合わせる

この順番は、CMD-70のものです。長時間使わないときは、液漏れを防ぐために、電池を外して保管します。

ほかの電動ミルは、部品の順番や向きまで、その機種の取扱説明書で確かめてください。

お米での掃除と、ほかの疑問

お米を挽いて掃除してもいいですか?

この記事で扱ったミルは、いずれもコーヒー豆専用です。ハリオと京セラの手挽きミルでは、コーヒー豆以外を挽くと破損の原因になります。

京セラのよくある質問(セラミック電動コーヒーミル)は、ほかの食材には専用のミルを使うよう案内し、カリタは湿った豆も使わないよう求めています。

ほかの疑問

ハンドルが空回りして、豆が落ちていきません

ハリオと京セラ(手挽き)は、ホッパー(京セラは本体)の中の段差やすき間に、小さく割れた豆などが入り込むと、豆がスムーズに落ちず、ハンドルが空回りすることがあるとしています。挽いている間、ときどき本体を軽くたたくよう案内しています。

臼の切れ味が落ちてきたら?

ハリオと京セラ(手挽き)は、長く使うと臼が摩耗して、切れ味が落ちることがあるとしています。ハリオは、挽ける豆の量が著しく少なくなったときが、製品(ミル)を取り替える目安としています。

全自動コーヒーメーカーのミルは、どう掃除しますか?

機種ごとに方法が違います。ミルや粉の通り道のお手入れは、コーヒーメーカーの掃除のよくある質問で紹介しています。豆の油分で豆が残るときのお手入れは、コーヒー豆の油(テカリ)にまとめています。

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