キャンプの写真などで、火にかけたポットからコーヒーを注いでいるのを見て、どうやって淹れているのか気になったことはありませんか?
この記事では、パーコレーターのしくみと淹れ方、マキネッタとの違いをまとめました。
- パーコレーターは、沸騰したお湯がパイプを通って循環し、バスケットの粉からコーヒーを抽出する器具です。
- キーコーヒーの4杯分は、水600mlに、浅煎りで粗挽きの粉40gです。
- 沸騰したらバスケットを入れ、弱火で3分程度が目安で、火を止めたあと1分ほど置いてから注ぎます(キーコーヒー)。
パーコレーターのしくみ
火にかけるだけで、どうしてコーヒーができるの?
パーコレーターは、コンロなどの直火にかけてコーヒーを抽出する器具です。19世紀初頭にフランスで考案され、その後アメリカで広く普及したといわれています。
ヤカンのような本体に、「バスケット」「バスケットのふた」「ストレーナー」などの部品がセットされています。本体には水を、バスケットには粗く挽いた粉を入れます。


水が沸騰すると、蒸気の力でストレーナーのパイプにお湯が通り、バスケットの粉に触れます。このお湯が循環して、コーヒーが抽出されるしくみです。
粉と水の量
まず気になるのは、粉と水の量ですよね。キーコーヒーは、4杯分の目安を、水600mlに、浅煎りで粗挽きの粉40gとしています。
粉は、バスケットの穴よりも大きな粒に粗く挽きます。同社は、浅煎りで粗挽きの粉が向いていて、深煎りや細挽きの粉に比べると、雑味や苦みが少ないとしています。
フィルターを使わずに抽出するため、ペーパードリップなどより豆のオイル感が楽しめる味わいになります。
淹れ方の手順と、弱火で何分か
火にかける時間は、どれくらいがいいのかな…
キーコーヒーは、沸騰してバスケットを入れたあと、弱火で3分程度を目安としています(飲み頃は好みで調節できます)。沸騰させ過ぎないよう注意し、火を止めたあとも1分ほど置いてから注ぐのがポイントです。
同社の手順は、次のとおりです。
- パーコレーターに水を入れて、熱源にかける
- バスケットに、粗く挽いた粉をセットする
- 沸騰したら、バスケットを入れる
- 弱火で数分ほど様子を見る
- コーヒーの色を見て、好みの濃さになったら火を止め、1分ほど置いてから注ぐ


全日本コーヒー協会は、ポットの中のバスケットに粉をセットしてから水を入れ、火にかけるとしています。バスケットを入れる時点が、キーコーヒー(沸騰してから入れる)とは違います。
お湯を循環させるほどコーヒーは濃くなるので、好みの濃さに調節できます。ただし、製品によって使い方や調節のしかたが少しずつ違うので、手持ちのパーコレーターの説明書もあわせて確かめてください。
マキネッタとの違い
マキネッタも火にかける器具だよね。何が違うの?
マキネッタも直火式で、本体に水を入れ、バスケットやふた、パイプがある点は似ています。キーコーヒーの説明をもとに比べると、違いは次のとおりです。
| パーコレーター | マキネッタ | |
|---|---|---|
| 粉 | 粗挽き | 細挽き |
| 抽出 | お湯を繰り返し循環させる | 1.5気圧で1度だけ加圧して抽出 |
| 味 | 循環させるほど濃くなる | 短時間でエスプレッソのように濃厚 |
下から熱して、お湯を押し上げて淹れる器具には、サイフォンもあります。淹れ方はサイフォンの淹れ方にまとめています。
よくある質問
- ペーパーフィルターは要りますか?
-
ペーパーフィルターは不要なので、フィルターのゴミも出ません。ただし、ペーパードリップに比べると、使ったあとのお手入れが必要です。
- お湯を沸かすのにも使えますか?
-
バスケットを外せば、ケトルとしても使えます。
- 火を使わずに淹れられるパーコレーターはありますか?
-
はい。電気式のものもあります。









