HHKB HYBRID Type-Sは、Bluetoothで登録した機器への切り替えと、新しい機器の登録で操作が分かれます。また、Bluetoothで接続したあとにUSBへ戻すときは、ケーブルを挿すだけでなく、キーの操作も要ります。
まず、いま行いたい操作を下の表から選びましょう。対象はHHKB Professional HYBRID Type-Sです。
接続切り替えの早見表
公式の端末切り替え手順では、Bluetoothのペアリング情報を1〜4の番号に登録します。登録済みの接続先へ戻すときは、その番号を指定します。
| 行いたいこと | HHKB側の操作 |
|---|---|
| 登録済みのBluetoothへ | Fn→Control→登録した1〜4の番号 |
| USB接続へ | データ通信対応のケーブルでつなぎ、Fn→Control→0 |
| 新しい機器の追加登録 | Fn→Qを押して離す。続けてFn→Control→登録する1〜4の番号。 |
この記事の「→」は、先に押したキーを離さず、次のキーを押す意味です。Fnを押したままControlを押し、その2つを保持して最後の数字を押します。
数字だけを押す操作ではありません。また、登録済みの機器を切り替えるたびに、Fn→Qで登録をやり直す必要もありません。
日本語配列やキーマップ変更時は注意
日本語配列でDIPスイッチの2番がONの場合、左FnがControl、ControlがCapsとして動作します。公式のUSB接続FAQでは、この設定のままUSBへ切り替える操作を「右Fn+左Fn+0」と案内しています。
キーマップを変更している場合は、FnやControlを移動していないかを確かめます。
登録済みのパソコン・タブレットへ切り替える
機器が登録済みなら、HHKBの電源を入れ、接続したい機器の番号を指定します。相手側でもBluetoothを使える状態にしておきましょう。
たとえば、1番にWindowsパソコン、2番にiPadを登録した場合、使い分けるときの操作は次の2つです。これは番号の決め方の例で、機器ごとに決まった番号があるわけではありません。
- Windowsへ:Fn→Control→1
- iPadへ:Fn→Control→2
最大4台というのは、ペアリング情報を登録できる数です。4台へ同時に入力する、という意味ではありません。
どの番号だったか迷う場合は、電源ボタンを短く押して接続状態を確認できます。公式FAQでは、Bluetooth通信は青LEDが0.5秒ずつ、接続番号と同じ回数点滅し、USB通信は1秒間点灯すると説明しています。
初めてのBluetooth登録と、2台目以降の追加
登録の完了には、パソコンやタブレット側の操作も必要です。HHKBだけでキーを押しても、初回の登録は終わりません。
初めて登録する場合
Windows向けの公式手順では、次の順で進めます。
- 背面の電源ボタンを長押しして電源を入れ、青LEDの速い点滅(1秒に4回)を確認します。
- パソコンの「設定」から「Bluetoothとデバイス」を開き、デバイスを追加します。
- 一覧の「HHKB-Hybrid_1」を選び、「接続」を押します。
- 画面に表示されたペアリング用の数字をHHKBで入力し、Enterを押します。
- パソコン側に「接続済み」と表示されていることを確認します。
初回の登録先は1番です。すでに登録を済ませた機器へ戻す場合は、ここからやり直さず、前の節の切り替え操作を使います。
2台目以降を追加する場合
2番へ新しい機器を登録する例です。HHKBの電源が入った状態で進めます。
- Fnを押しながらQを押して、キーを離します。青LEDがゆっくり点滅(1秒に2回)し、登録の準備に入ります。
- Fn→Control→2で、登録する番号を指定します。青LEDの点滅が速く(1秒に4回)なります。
- 追加する機器のBluetooth設定で、番号に合わせた名前(2番なら「HHKB-Hybrid_2」)を選びます。
- 画面に出た6桁の数字をHHKBで入力し、Enterを押します。
- 相手側の「接続済み」の表示と、HHKBの青LEDの消灯を確認します。
3番や4番へ追加する場合は、2の操作で選ぶ番号を変えます。Bluetooth設定の画面名は使うOSによって異なります。
すでに使っている番号を選んで新規登録すると、その番号の登録情報は上書きされます。公式の複数機器の登録説明でも注意されているため、今の機器を残したい場合は空いている番号を使いましょう。
USB接続へ戻すときは、給電と通信を分ける
USBケーブルを挿せば、自動でUSB接続に戻るんじゃないの?
Bluetoothで接続したあとにUSBケーブルを挿しても、USBから電源が供給されるだけで、USB通信には切り替わりません。
データ通信に対応したケーブルでパソコンと接続し、Fn→Control→0でUSB通信に切り替えてください(HHKBにUSBケーブルは付属しません)。青LEDが1秒点灯すれば、切り替えは完了です。
ケーブルをつないだのに、そのパソコンで文字を入力できないときは、登録のやり直しより先に、この通信の切り替えを確かめましょう。
USB通信に切り替わらないときは、次の順で確認します。
- Controlから先に押していないか。Fnから押し、2キーを保持して0を押します。
- 日本語配列のDIP設定やキーマップ変更で、Fn・Controlの位置が変わっていないか。
- ケーブルが「充電用」ではなく、データ通信に対応しているか。「充電用」のケーブルでは、Fn→Control→0を押しても青LEDが点灯したままになります。
- USBハブやドックを経由していないか。経由している場合は、接続するポートを変えます。PFUは、パソコンへの直接接続を推奨しています。
パソコン側もUSB-Cのケーブルを使うなら、USB-C同士のケーブルの電力(60W・240W)と転送の速さの表示の読み方を、USB-Cケーブルの60W・240Wの記事にまとめています。
次に迷わないために、登録番号を控える
接続が済んだら、1〜4のどれに何を登録したかを、自分用のメモに残しておくと操作を選びやすくなります。
「1:自宅パソコン、2:タブレット、3:ノートパソコン」のように機器名を付け、空いている番号も分かるようにしておきましょう。
切り替えたい相手に文字が入力されるかを先に確かめ、記号やキーの動きだけが違う場合は、HHKBの動作モードと、相手側のキーボードの設定を見直します。
MacやiPadで使う場合、日本語配列では、Fn→Control→Mを押すか、HHKBの電源を切ってから背面のDIPスイッチの1をオンにすると、Macモードになります。この操作は、接続先を切り替える操作とは別です。



