ペーパーフィルターを広げようとして、「どこを折るんだっけ?」と手が止まったことはありませんか?
折る場所と向き、底を折る理由、ドリッパーに合う紙の選び方、セットしたあとの湯通し、淹れ終わった紙の扱いまでをまとめました。
- 台形型は、底面と側面の2か所を互い違いに折ります。
- 円すい型は、圧着部分を1か所だけ折ります。
- 紙は、使うドリッパーの形とサイズに合うものを選びます。
折るのは、紙のふちの「圧着部分」
紙のどこを折ればいいのか、まずはそこから確かめましょう。
ペーパーフィルターのふちにある「圧着部分」を折ってから、ドリッパーにセットします。

呼び方は、資料によって違います。表の呼び方は、どれも、折ってからドリッパーにセットする部分を指しています。
| 資料 | 折る所の呼び方 |
|---|---|
| UCC上島珈琲、ドトールコーヒー | 圧着部分 |
| メリタ | 接合部分 |
| 味の素AGF | シール目 |
| キーコーヒー | チャック部分(ミシン目の部分) |
台形型は、底と側面を互い違いに折る
「互い違いに折る」って、どっちの向きに折ればいいの?
底と側面で、折る向きを反対にします。
たとえば、次のように折ります。手前・奥は一例です。
- 底の圧着部分を、手前に折る
- 側面の圧着部分を、奥に折る
- 紙を広げて、ドリッパーの内側に沿わせる
セットする前に、底と側面の向きが反対になっているか見てみてください。


底を折るのは、底が抜けないようにするため
メリタは、底が抜けるのを防ぐために、底部は必ず折り曲げるよう求めています(メリタ式おいしいコーヒーの淹れ方)。ドリッパーに収まったからといって、底を折らずに使わないようにしましょう。
円すい型は、圧着部分の1か所を折る
円すい型の紙を前にして、台形型と同じように2か所折るのか、迷うかもしれません。円すい型は、圧着部分の1か所を折ります。
折ったら紙を広げ、ドリッパーに密着させるようにセットします。


紙を折らずにセットできるドリッパーもある
マーナの「Ready to」のドリッパーは、ペーパーフィルターを折らずにセットできる作りです。使う紙は、円すい型と指定されています(マーナの商品ページ)。
手持ちのドリッパーの説明に折り方の指定があるときは、その指定に合わせてください。
紙は、ドリッパーの形とサイズに合わせる
きれいに折ったのに、紙が浮いたり、はみ出したりすることもありますよね。そんなときは、紙とドリッパーの組み合わせを見直してみましょう。
紙は、ドリッパーの形とサイズに合ったものを選びます。
カリタは、扇型ドリッパーには専用の扇型フィルター、ウェーブ型ドリッパーには専用のウェーブフィルターを使うよう案内しています。他社の円すい型のような、形の違うドリッパーには使えないとしています(カリタのよくあるご質問)。
サイズは、ドリッパーと紙の表示を見比べます。たとえば、メリタとカリタは次のように表示しています。
| 会社 | サイズの表示の例 |
|---|---|
| メリタ | ドリッパーも紙も「1×2」などで表示。紙の1×2は「2~4杯用」。 |
| カリタ | 紙のKWF-185はウェーブ型ドリッパー185(2~4人用)専用 |
なお、メリタは、ドリッパーのことを「フィルター」、紙を「フィルターペーパー」と呼んでいます。袋や説明書を読むときは、どちらのことか確かめましょう。


セットしたら、湯通しする?
紙をセットしたあと、粉を入れる前にお湯を通すかどうかも、迷いやすいところです。この工程は、説明によってする・しないが分かれます。
| 資料 | 紙をセットしたあと |
|---|---|
| ドトールコーヒー(2023年・2025年の記事) | お湯をかけて紙のにおいを取る(すすめている) |
| 味の素AGF(円すい型) | お湯を一旦全体に通す |
| メリタ(陶磁器・ガラスのドリッパー) | お湯で温めて抽出温度を安定させる |
| UCC上島珈琲、キーコーヒー | 湯通しの工程はない(器具は先に温める) |
湯通しや温めに使ったお湯は、粉を入れる前に捨てます。
味の素AGFは、円すい型の手順でお湯を通すときのポイントとして、紙がドリッパーにぴったりフィットすることで、コーヒーがまんべんなく抽出されるとしています。
紙の準備ができたら、あとは淹れるだけです。蒸らしや注ぎ方はハンドドリップの淹れ方に、杯数ごとの粉とお湯の量はコーヒー粉の量とお湯の量にまとめています。
淹れ終わった紙の扱い
カリタは、抽出後の紙をつまみ上げると、底が抜けるおそれがあるとして、やめるよう案内しています。
よくある質問
- 白い紙と茶色い紙は、何が違いますか?
-
ドトールコーヒー(2025年の記事)によると、白い紙は、紙特有の味やにおいを残りにくくするために漂白したもの、茶色い紙は漂白していないものです。茶色い紙はわずかに紙のにおいが残ることがありますが、使う前に湯通しすると軽くできるとしています。









